ノニジュース品質の標準化
ノニジュース製品の品質の標準化を2005年に制定し運用を行ってきました。
この間、東京ノニ研究所の推奨品マーク商品は多くの消費者の皆さまの信頼を得ることができ社会的な認知がされたものと考えています。
残念ながら、東京ノニ研究所の推奨マーク商品は2商品だけへの普及となってしまっています。
この間、品質測定をお願いしていた長崎大学薬学部においては、教授、准教授とも退官あるいは移転され、現在は標準化検査ができません。
しかしながら、標準化規定はノニジュースの品質に対して、製造者並びに消費者の皆様に若干なりともノニジュースには大きな差があることは、ご理解していただけたものと推察しています。
標準化検定はできませんが、ノニジュースの特性を知っていただくために、新サイトでも記録しておきたいと考えます。
平成30年5月8日
東京ノニ研究所代表 西垣敏明
ノニ製品品質標準化規定
ノニ製品、特にノニジュースの健康食品としての消費量は上昇し、国民的な健康食品として確固たる地位を得るにいたりました。
今後も生活習慣病の予防、美容・健康等に対する代替医薬品的な食品としてますます認知度が高まることが期待されます。
そのためにも、消費者に提供するノニジュースは品質が管理され、利益追求だけのための所謂「粗悪品」であってはなりません。
東京ノニ研究所は絶えず「ノニを科学する」立場から、「粗悪品」「まがいもの」に対し警告を発し、消費者への正しいノニの知識を伝達してまいりました。
この一環として、東京ノニ研究所が推奨できるノニ製品の普及のためにノニ製品品質標準化規定を設けました。本規定に基づいた高品質ノニ製品によって国民の健康増進に寄与できるものと確信します。
1対象品目
ノニジュース(原汁、希釈汁、ミックスタイプを問わない)
2対象者
東京ノニ研究所の協賛会社会員であること。
3推奨品認定
以下に定める品質基準を満たす商品を東京ノニ研究所の推奨品として認定し、希望者には推奨品シールを商品ラベル等に貼付することを認める。
同一原料の使用あるいは同一処方の商品であっても、商品毎に認定審査を必要とする。
既認定品と同一原料あるいは同一処方の商品の場合は、これを証明する資料を提出することによって以下の品質基準指標の分析を省略できる。
4推奨品シール
別途決定する東京ノニ研究所推奨品シールは、東京ノニ研究所から購入し貼付するか、推奨品シール図案をラベルに印刷してもよい。
5推奨品シール価格
貼付する推奨品シールは1枚10円、ラベル印刷する場合は1枚5円を推奨品シール使用料として東京ノニ研究所に支払う。
6品質基準指標
以下に示す一般栄養成分、スコポレチン含量、抗酸化活性、添加剤に関する項目を品質基準指標とする。
1)一般栄養表示項目
項目 | 100g(ml)あたり | 分析方法 | 分析施設 |
エネルギー | 17kcal 以上 |
方法は問わないが、分析方法は明記する |
厚生労働省認定分析機関或はこれに匹敵する分析・研究機関 |
蛋白質 | 0.4g 以上 | ||
脂質 | 0.1g 未満 | ||
炭水化物 | 4.0g 以上 | ||
食物線維 | 0.4g 以上 | ||
ナトリウム | 4.0mg 以上 | ||
カプリル酸 | 0.04g 以上 |
2)スコポレチン含量
項目 | μg/ml | 分析方法 | 分析施設 |
スコポレチン | 20 以上 | HPLC-FL法 | 長崎大学大学院 臨床薬学講座 |
3)抗酸化活性
項目 | 消去能 (20%希釈液) |
分析方法 | 分析施設 |
一重項酸素 |
25 %以上
|
ルミノール 化学発光法 |
長崎大学大学院 臨床薬学講座 |
スーパーオキシドアニオン | |||
ヒドロキシラジカル | |||
パーオキシナイトライト |
4)添加物
上記の基準を満たすための合成化学物質の使用は認めない。
保存料、着色料、香料、甘味料などの添加剤として合成化学物質の使用は原則的に認めないが、ごく一般的に使用されているものは使用して良い。
この場合の添加量については、化学物質ごとに検討する。
7品質基準指標の分析証明書
品質基準指標中1)一般栄養表示項目については、申請者自身が分析を依頼し分析証明書を入手する。
2)3)項の分析については、東京ノニ研究所を窓口として長崎大学大学院臨床薬学講座で分析をおこなう。
8分析費用等
一括して以下に示す。
分析項目 | 試料 | 数量 | 費用(税込み) |
スコポレチン定量分析 | 最終製品相当未開封商品 | 1本 (100ml以上) |
50,000円 |
抗酸化活性能試験 | 最終製品相当未開封商品 | 1本 (100ml以上) |
150,000円 |
試料の返還はいたしません。
9認定審査に必用な資料
以下の書類および資料を提出してください。
1)認定審査依頼書
2)認定依頼商品の内容が分る資料(ラベル、化粧箱等)
3)一般栄養表示項目の分析成績(未分析の場合は分析後提出可)
4)スコポレチン、抗酸化活性分析依頼書および分析費用(新規原材料の場合)
5)認定依頼商品(或は試作中などの相当商品で新規原材料商品の場合)2本
6)認定審査費用 新規原材料:30,000円、従来原材料の場合:無料
10 認定審査
上記審査資料および分析成績結果に基づき、東京ノニ研究所が必要に応じて専門家の意見を聞き審査決定を行なう。
11 認定審査期間
資料および試料提出後、3ヵ月以内に審査結果を報告することを原則とする。
12 認定審査後審査等
認定商品で東京ノニ研究所推奨品シールを貼付或は印刷する場合、当該商品1本を東京ノニ研究所に送付する。
東京ノニ研究所推奨品シールをラベル等に印刷販売する場合は、年間販売数を明らかにできる資料の提出によって使用料を支払うか、一括250,000円を支払 うかどちらかを選択する。
推奨品シールの使用を中止する場合は、速やかに報告しそれまでに販売した数量に基づき使用料を支払う。
東京ノニ研究所は、販売後調査を行い違反があれば通知するとともに、悪質な場合は認定を取り消す場合もある。
認定再審査は、各商品について必要と認めた場合に実施する。
13 発効
第2回:平成23年2月3日
初回 :本規定の発効は平成17年8月15日。