病気は医師が作ったもの:健康の基準とは何だったのか?

健康の基準とは何だったのか?
 日本人間ドック学会と健康保険組合連合会が、2014年に「新たな健診の基本検査の基準範囲、日本人間ドック学会と健保連による150万人の
メガスタディー」を発表しました。病気は医師が作ったもの
 様々な学会が医療産業に有利な検査基準値を採用して、健康な人まで病人にして医薬品や検査漬けにしているのが現状です。
今回の150万人の対象者からの検査値分析から、日本人の健康基準が大きく間違っていたことが分かってきました。
健康な人がただ検査値判定で病気になり、薬を処方され、そして薬による副作用が起こり、更に病気・医薬品と悪循環が起きていることは、多々あるでしょう。
医療保健費用がウナギ登りに増加していることは、社会・政治問題化しています。
このような現状、医師も健康な患者も健康とは何か、良く考え賢明でなければならないと思います。

健康診断を受けない選択肢
 定期健康診断は企業や地域自治体で行われていますが、このような制度があるのは日本だけ。
健康診断が寿命延長に寄与するという成績はありません。

人間ドックや職場健診、市町村健診のよって、健康な方を病人に仕立て、恐怖を与えるとともに医療産業にせっせとお金をつぎ込んでいる現在の
健康保険体制が、今回の研究報告で変わるのではないかと大いに期待されます。

   
対象とした検査項目
 今回の健康基準の決定には弐七項目について検査しています。
その内、旧基準値の未直しが必要な項目は次のものです。 収縮期血圧、拡張期血圧  BMI、総蛋白、アルブミン、尿酸 総コレステロール、LDL コレステロール、中性脂肪、空腹時血糖、HbA1c 
 ALT、γ-GTe-GFR

おなじみの項目が多く、病気と診断され、医薬品投与の対象となっています。
男女差、年齢差が当然考えられるにも拘わらず、無視されていた項目も多々あります。
今までの基準値が如何に根拠がなかったのか、良く分かります。

しかしながら、新基準値は病気・健康判定にはしないと関連学会、医師会、厚生労働省は決めています。
僅かな臨床検査値の変動で深刻にならないこと、医者には行かないこと、処方医薬品はよほど強い症状がない限り服用しないことが健康維持に必要です。

新たな健診の基本検査の基準範囲
 次に男女差もない項目だけを抜粋して、新しい基準値を示します。

男女差も年齢差もない項目

項目 単位 基準範囲
下限 ~ 上限
旧基準値
収縮期血圧 (SBP) mmHg 88 – 147 < 129
拡張期血圧 (DBP) mmHg 51- 94 < 84
血清総蛋白 (TP) g/dL 6.5 – 7.9 6.5 – 8.0
総ビリルビン (TB) mg/dL 0.4 – 1.6 ――
平均赤血球容積 (MCV) fL 84 – 98 ――
白血球数 (WBC) /μL 3,036 – 7,611 3,200 – 8,500
血小板数 (PLT) 104/μL 15 – 33 13.0 – 34.9

今、収縮期血圧だけを注目してみると、従来は129mmHg以下が健康の指標とされていました。
しかし、実際健康な方の血圧には大きな幅があり、88~147mmHgです。
世界保健機関(WHO)などでは、140mmHg以上を高血圧として定義していますが、この定義の見直しが必要です。

私の学生時代に教わった高血圧は160mmHg以上でしたから、病気の定義には普遍性があるわけでなく、学問の進歩もあるでしょうが、恣意的な面があることを感じています。
今や、日本人(赤ちゃんも含めて)の1/3、4,000万人が高血圧患者という世界でも異例の病人の国が日本です。
信じられますか?

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