ノニジュースのイリドイド吸収

ノニジュース中イリドイド物質の血中濃度報告

ノニジュース中のイリドイド血液中濃度測定報告
2001年より、インドネシア産のノニジュース中の有効物質分析・品質評価の共同研究を行っている、長崎大学薬学部のグループがイリドイドの吸収・件中濃度測定の研究結果を発表しています。
九州保健福祉大学和田教授ほか、長崎大学薬学部、長崎国際大学中島学長によるショートコミュニケーションの形での研究報告です。

インドネシア産ノニジュースのイリドイド
ノニジュースの有効成分であるイリドイド誘導体には、主として下記の示す化学構造の2物質が特徴的です。
一つは、アスペルドシル酸(AA)と酢酸が加水分解されたデアセチルアスペルドシル酸(DAA)です

ノニジュース中のイリドイド物質には、産地、製造方法などによって含有量に大きな差があります。

インドネシ産のノニジュースのイリドイド含量は
1.タヒチ産のMLM商品の5倍
   2.タヒチ産の100%ジュースの1.6倍
     3.沖縄産の100%エキスジュースの14倍
     4.フィリピン産の100%ジュースの90倍
 5.クック島産の100%原液の2倍
  6.サモア産のノニジュースの1.5倍
      7.ハワイ産の100%ノニジュースの2.5倍
と、いずれのノニジュースより高濃度です。

実験方法
ノニジュース:インドネシア産有機ノニジュース(M&Kラボラトリーズ提供)
実験動物:雄、ウイスターラット
投与量:50mL/kg体重、経口投与
ノニジュース中イリドイド:AAとして37.4 mg/kg
DAAとして146 mg/kg
採血時間:ノニジュース投与後2、4、6、8時間後

イリドイドの吸収と血中濃度:血中のAAとDAAの推移は、下記のグラフのようになった。

AAの血中濃度は、投与後2時間から8時間まで非常に低い濃度で推移した。
一方、DAAは経時的に増加して行き、8時間には2時間値の4倍以上の濃度に達した。
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考察(西垣による)
AAは胃あるいは小腸で酢酸エステルが加水分解され、DAAとなって吸収されるものと考えられる。
AAの吸収速度はDAAに比べて遅いことが推測される。
イリドイドとしての効果は、DAAによることが強く推測され、血圧低下や脳卒中予防による延命効果はDAAによるものとも推測される。

今回の実験は麻酔下で行われているので、実際の吸収や排泄の実態を正確に表していないかもしれないが、DAAの血中濃度が8時間まで上昇していることは興味ある現象。
8時間以降の成績がないが、ノニジュースは1日1回の適量飲用で十分な効果が期待できるかもしれない。
今後の吸収・排泄の推移成績が待たれる。

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